『小学校受験で試されるのは子供ではありません。家族です』
大手化粧品メーカーで働く新田茜は、ふたりの子を持つワーキングマザーだが、中学受験の過酷さを知り、小学校受験に興味を持つように。
テレビ局記者の夫を持ち、世間的にはパワーカップルと呼ばれる茜たちだが、お受験の世界はさらに上の富裕層との戦いだった。
仕事と家庭の両立、協力してくれない夫、かさんでいく教育費…。「子どもの将来にできる限りの可能性を与えたい」――はじまりはそれだけだったはずなのに…。
そして、お受験塾で知り合ったママ友たちもまた、それぞれの地獄を抱えており――?